愛知・岐阜で土木の型枠大工(型枠工事施工業者)を見つける方法

愛知・岐阜で土木の型枠大工(型枠工事施工業者)を見つける方法

はじめに

道路や擁壁、橋脚、調整池など、インフラ工事で欠かせないのが「土木型枠工事」。
ただ、型枠工事業者の多くは建築メインで活動しており、土木工事に慣れている業者は実はそこまで多くありません。
この記事では、愛知県・岐阜県で土木型枠工事を依頼する際に気をつけるポイントと、信頼できる業者を見つける方法をご紹介します。


土木型枠と建築型枠の違いに注意

建築の型枠は寸法精度や仕上げ重視、土木の型枠は強度と耐圧・現場対応力が重視されます。
打設するコンクリートのボリュームや圧力が大きいため、型枠が膨らんだり破損しないよう、裏込め材・セパ配置・サポートの組み方が極めて重要になります。

施工図に描かれていない補強や現場ごとの判断が必要な場面も多く、土木現場の経験がある型枠業者でないと対応が難しいこともあります。

さらに、土木型枠では打設時の圧を抑えるための補強溶接が非常に重要です。 挿し筋やセパレーターに対して10mm〜13mmの鉄筋を溶接し、浮き止めや膨らみ防止として機能させます。 これは、施工図に明記されない現場判断による補強であり、経験が求められます。

土木型枠の施工業者であれば、チーム内に溶接を扱える職人が在籍していることが多く、必要に応じた位置・ピッチで正確な溶接が可能です。 一方で、建築寄りの型枠業者では溶接に対応できず、鍛冶屋に依頼するケースもありますが、型枠の溶接に慣れていないため、正確な位置やピッチで施工できていない例もあります

また、サポートだけでなく、チェーンやターンバックルを使った浮き止め・膨らみ止めも重要です。 特に「角引き」と呼ばれる技法で、斜め方向から型枠を引くことで外圧に対抗するなど、道具と段取りを含めた現場対応力が求められます。

実際に、実績を確認せず紹介だけで依頼し、土木型枠に不慣れな業者が施工してパンク・通りの乱れなどのトラブルに繋がったという話もあります。


支保工や打設、書類対応まで|一括で任せられるかが鍵

また、支保工を足場の専門業者に依頼したところ、支えに対する理解が不十分で後で補強・やり直しになってしまったといったケースも少なくありません。
支保工についても、型枠の構造を理解し、寸法管理ができる業者かどうかの見極めが必要です。
判断が難しい場合は、支保工も寸法管理に長けている土木の型枠業者に一括で任せる方が安全で手離れも良くなります。
*足場専門業者の中にも、元型枠大工や、支保工の経験が豊富でプロフェッショナルな知識を持った職人もいるかと思います。が、足場の工事が専門で支保工の経験はあまりない業者もいるので、依頼前に過去の実績などを確認すると確実でしょう。

あわせて確認したいのが、以下のような対応範囲です:

  • 材料は持ちか?支給か?
  • 打設作業も可能か?
  • 支保工や足場も含め一括で対応可能か?
  • 図面や書類関係にパソコン・CADで対応できるか?

パソコンやCADを扱えない業者だと、拾い出しの資料が手書きだったり、監督・元請け側の作業負担が大きくなることもあります。
見積もりや納まりの打合せなども含めて事務処理・やり取りのスムーズさは意外と大きなポイントです。


信頼できる業者を見極めるチェックリスト

  • 土木型枠の施工実績があるか?
  • 溶接対応など、現場補強が可能か?
  • 支保工も型枠屋が対応できるか?
  • 材料持ち or 支給、打設・足場まで一貫か?
  • パソコン・CADに対応しているか?

まとめ|土木に強く、段取り力のある業者を

土木型枠の施工は「ただ組むだけ」ではなく、圧に耐える補強や現場での判断、段取り力が問われる仕事です。
施工実績・支保工の理解・書類対応までを確認することで、失敗やトラブルを防ぐことができます。

弊社マルタカ工務店では、愛知県・岐阜県を中心に土木構造物の型枠工事に多数対応してきました。
溶接・打設・支保工・足場の一括対応はもちろん、CADや拾い出しも社内で対応しており、元請様の手間を減らせる体制を整えています。

お困りの現場があれば、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

 
 

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